理事長挨拶


理事長近影

 2009年5月の理事改選に伴い,このたび新たに理事長に就任いたしました。

 日本刑法学会は,1949年12月,「刑事法学及びその補助科学の研究並びにその研究者相互の協力を促進」することなどを目的として設立されました。その目的を達成するため,年次大会の開催や機関誌である『刑法雑誌』の定期刊行などの活動を行っております。本会は,1100名を超える会員を擁する,刑事法学の分野ではわが国最大の学術団体です。2009年,本会は創立60周年を迎えることとなり,過日,明治大学において記念大会を開催いたしました。これで,本会も人間でいえば「還暦」を迎えることになるわけですので,ここでいま一度初心に立ち返り,本会の使命を再度意識しながら,学会運営を行っていきたいと考えております。

 2009年5月には,いよいよ裁判員制度も実施され,わが国の刑事司法も新たな時代を迎えることになりました。刑事司法を幅広く研究対象とする刑事法学には,現代の刑事司法が抱えるさまざまな課題について,それを学問的・学術的な視点から検討の対象とし,問題解決のための方策について提言を行うことが期待されています。そのための研究活動や研究者相互の学問的交流・協力を促進するべく,年次大会においては,適切な研究テーマを設定して検討を加えるなど,学問的ニーズに応えられる大会運営を心がけたいと考えております。そして,得られた研究の成果を研究者の方々に対して発信するとともに,関連する情報を社会一般に対しても発信していくことが重要です。本会は,そうした発信のための媒体として,前述した『刑法雑誌』を刊行いたしておりますが,このホームページもそうした発信のための媒体として可能な限り充実を図っていくよう努めたいと考えております。

2009年6月          
理事長  山口 厚




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